い、痛い!口内炎の原因は?改善方法や予防策を歯科医さんに聞いてみた♪

朝起きると口の中に違和感が…。下で触ると痛い、ご飯を食べるのも痛い…。そんな経験、誰しもあるでしょう。急にできる口内炎に原因は何なのでしょう?また、どうやったら早く治るのでしょう?歯科医としての経験をもとに、口内炎との付き合い方をご紹介しようと思います。

口内炎とは…?



口内炎という名称の通り、口にできる炎症の総称です。

また、口の中だけではなく、唇・口の端などにできたものも併せて口内炎といいます。


口内炎にも、種類があります。

種類によって、口内炎の要因や症状、治す方法が異なるので、次から詳しくご紹介していきます。


疲れや栄養不足…複雑に原因が絡み合う「アフタ性口内炎」



代表的な口内炎といえば、この「アフタ性口内炎」です。

痛みや灼熱感の1~2日後に白っぽい円形の潰瘍ができます。

痛みは1週間ほど続きますが、自然に治ります。


原因としては、ウイルス・細菌感染、食物、アレルギー、ストレス、胃腸の不調、ホルモン異常などいろいろなものが挙げられますが、はっきりとした機構はわかっていないのが現状です。

また、何度も繰り返すことがあります。


治すためには、原因(疲れ、栄養不足など)を取り除くことが一番です。

また、二次的な感染を引き起こさないように、口の中を清潔にし、舌や歯で触らないように気を付けましょう。

あまりに痛むようなら、耳鼻咽喉科や歯科を受診し、軟膏を処方してもらうことをお勧めします。


矯正器具などの刺激が原因に…「カタル性口内炎」



カタル性口内炎は、アフタ性口内炎ほどはっきりした潰瘍ができるわけではなく、部分的に赤い炎症が起きるもので、これも代表的な口内炎の一つです。

痛みはアフタ性ほどひどくはありません。


原因として主なものは、物理的刺激です。

矯正器具・入れ歯・歯並びのずれなどで粘膜に刺激が当たり続けることで起こります。

加えて、栄養不足や風邪などで抵抗力が落ちているとひどくなると言われています。


この口内炎は、原因を特定し、器具などが当たらないよう調整することで改善することができます。


体力低下に伴って出現…「ウイルス性口内炎」



単純ヘルペスウイルスによるもの

いわゆる「ヘルペス」のことです。

初感染時は、風症状とともに口腔内外に痛みのある水泡が多数できるものです。

乳幼児に多くみられます。

その後は体内に潜伏し、疲れなどで体の抵抗力が落ちた時に口唇に水泡ができます。


安静にし、体力を回復させると1週間程度で治癒しますが、症状がひどい場合は受診して抗ウイルス薬を処方してもらうことになります。


水痘・帯状疱疹ウイルスによるもの

子供のころかかった「みずぼうそう」のウイルスはそのまま体内に潜伏します。

強いストレスなどがかかったとき、それが再び症状を起こすのが「帯状疱疹」です。

帯状に水泡ができ、かなりの痛みを伴います。


症状がひどいので、すぐに病院へ行き抗ウイルス薬をもらいましょう。

その後は、休養や栄養補給、口の中を清潔に保つことを心がけ、2~4週間で落ち着きます。


カビのせい⁉…「カンジダ性口内炎」



カンジダという真菌(カビの仲間)によって引き起こされる口内炎です。

カビといわれるとびっくりしてしまいますが、実はこの真菌、多くの人の口内にいつもある常在菌の一種です。

免疫力が落ちるような病気や、妊娠した時に起こりやすくなります。


症状は、拭うととれる白い苔状のものができる場合と、粘膜が赤くなる場合があります。
病院で抗真菌薬を処方してもらうことで改善します。


口内炎の予防策



全ての口内炎に共通する予防策として、疲れやストレスをためないことが一番効果的です。


また、栄養不足の中でも粘膜を保護してくれるビタミンA、Bの不足が大敵なので、それらを摂取するよう心掛けましょう。

ビタミンAは、緑黄色野菜などに多く、ビタミンB は豚肉や乳製品に多く含まれます。
栄養をとり、規則正しい生活をすることで、口内炎を作りにくい体質へとなっていくのです。


 

どの口内炎にとっても、一番の敵である疲れやストレス。それらはなかなか避けられないことだと思いますが、口内炎ができたときには身体からのサインだと思って一休みしましょう。
一般的な口内炎なら原因の除去、栄養、休養で改善しますが、まれに大きな病気が潜んでいることがあります。あまりに長引く口内炎や、どんどん広がったり表面が粗くなってきたりする口内炎は、口腔外科などの専門機関に相談しましょう。

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Writer : May さん
元歯科医師です。 医療の知識を活かし、美容について身体の仕組みから考えることが趣味の美容オタク。
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