薬膳料理とは?
薬膳料理とは元々中国発祥で、食物の作用や中薬の効果を活かした健康的な食事法。
日本でも現代は多く取り入れられています。
例えば身近なものでいうと、冷や奴です。
冷や奴は体を冷やす作用がありますが、生姜などと一緒に食べますよね。
生姜を取り入れて、体が冷えるのを防止して冷え性対策にもなっています。
基本的に薬膳料理は、スパイスを料理に入れる事で身体のバランスを日頃から整えて病気などの予防をするという効果が期待出来ます。
冷え性・風邪の防止になる薬膳
寒い季節には体を温める薬膳をおすすめします。
ご存知の方も多いかと思いますが、体を温める代表的な薬膳は「生姜」。
スープに適量入れたり、お茶に入れたりして飲むといいです。その他にも身近な香辛料で、「山椒」「胡椒」「唐辛子」などがあります。
基本的に辛味成分のあるものは体を温める作用があるので冷え性の方などは積極的に取り入れましょう。
また、風邪を引いた時は発汗効果の薬味がおすすめ。
代表的なのは、「ネギの白い部分」。
意外かも知れませんが「シナモン」にも発汗作用があります。
また、喉が痛い時は喉の炎症を改善させる効果にある「大根おろし」がおすすめ。
生姜湯にはちみつと一緒に入れて混ぜて飲むと、喉の炎症にとても効きますよ。
是非試してみて下さい。
黒豆もおすすめの薬膳
おせち料理などでよく食べられる黒豆も効果が高いので立派な薬膳とされています。
実は大豆以上に栄養成分が含まれているので豆類の中でも特におすすめ。
胃腸の働きを助けたり、肝臓の機能をアップする効果もあるのでお酒を飲む機会が多く肝臓に負担がかかっている方は日々の食生活に取り入れると良いです。
黒豆の黒色の正体はアントシアニンで、目の健康にも良いので仕事でパソコンやスマホを1日中見ていて目に負担がかかり、疲れ目になりやすい現代人には最適なんです。
また、イソフラボンも含まれていて、女性ホルモンのバランスを調整してくれるので、生理不順改善や美肌効果もあります。
薬膳カレー
カレーのは多くのスパイスが含まれていて、美味しい薬味と言われています。
カレーのあの黄色の色の正体はターメリック(ウコン)です。
ウコンには、肌の殺菌洗浄効果があり、吹き出物の改善や美肌効果も期待出来ます。
その他にも元々は漢方薬として使われていたスパイスが多く含まれ、健康や美容に大変効果があります。
疲労回復、二日酔い、肩こりなどの改善・予防にもなりますし、肝臓や胃腸の活性化を期待できるので、機能が改善する事により老化防止や加齢臭対策にもなるんです。
また、ウコンにはクルクミンというものが含まれていて、認知症予防にも。
基本的に欧米カレーよりも本格インドカレーや薬膳カレーがおすすめ。
市販のカレールウだと動物性油脂が含まれていて、効果が半減してしまいます。
家で作る際、健康効果を期待したいなら、カレー粉から作ってみましょう。
すごく手間がかかりそうな印象がありますが、意外と難しくないですよ。
是非試して見て下さいね。
いかがでしたでしょうか?
薬膳を食生活に取り入れれば、日々の疲れやだるさも改善されて心も元気になるかも知れません。
健康な体・心の元気は食事から!